「KIDILL(キディル)」はパリ・ファッションウィークで2026-27年秋冬コレクションを発表しました。デザイナーの末安弘明氏は、あえて大きな演出を控え、静かな空間の中で服そのものの存在感を際立たせました。
コレクションの軸にあるのは、KIDILLらしいパンクの精神と、「相反するもの」を受け入れる視点です。かわいらしさとハードさ、静けさと激しさといった対照的な要素が共存し、緊張感のある美しさを生み出しています。
今季は、淡い色合いにラフな質感を重ねるなど、やさしさと強さが同時に感じられます。ALPHA INDUSTRIESとコラボレーションしたMA-1には、繊細なチュール素材を重ね、ミリタリーアイテムにフェミニンな表情をプラス。UMBROとの協業では、動きやすさとデザイン性を両立した、実用的でありながら個性のある仕上がりが目を引きます。
コレクションテーマの「HEAVEN」は、理想的な世界を描くものではなく、固定観念や抑圧から解き放たれた自由な状態を象徴。自分らしく装うことの自由をあらためて提示しています。













