「DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)」はパリ・ファッションウイーク期間中の2026年3月4日、2026-27年秋冬コレクションを発表しました。
着想源となったのは、高校時代の揺らぎや未完成の感覚です。会場となったパリの名門校「Lycée Carnot」の空気感を背景に、スクールスタイルを軸としたスタイリングが展開されました。
紋章入りブレザーやネクタイ、ダッフルコート、ボンバージャケットなど、制服を思わせるアイテムが装いのベースになっています。整然とした制服ではなく、どこか自分好みに着崩したようなバランス。テーラードジャケットにデニムシャツを合わせたり、端正なブレザーにボリューム感のあるニットを重ねたりと、クラシックとカジュアルを交差させたスタイリングです。
シルエットは縦長を意識しつつ、足元にはチャンキーヒールのブーツを合わせて重心を下げ、安定感を演出。構築的なコートやジャケットに、ドレープを配したトップスや柔らかなニットを重ね、身体を包み込むような安心感を表現しました。
刺繍やパッチワーク、ジャカードといった装飾がスタイリングのアクセントに。17世紀フランドルの静物画を着想としたプリントは、プリーツの動きによって見え隠れし、奥行きのある表情を生み出しています。クラシックなスクールウェアをベースに、個性や感情を重ねていく自己表現的な装いが、これからのファッションの方向性を感じさせます。













