ブランド立ち上げから一貫してクリエーションを支えてきた中西妙佳氏と
入れ替わる格好で、藤原美和氏がデザイナーデュオに加わって、
武内昭氏と新コンビを組んで初めての東京コレクションとなった
「THEATRE PRODUCTS(シアタープロダクツ)」。
2013-14年秋冬コレクションでは「FRIDAY」をテーマに選んで、
これまでとはいくらかムードの異なる、オフィスシーンにも
溶け込みそうな装いを柱に据えました。
しかし、意外性の高い作品が登場。パンツスーツのように見えて、
背中に目をやると、そちらにも「正面」があるのです。
ジャケットの正面と背中側をひっくり返したような造り。
襟も背中にちゃんとあり、バックビューまで抜かりなく気配りの
行き届いた女性のイメージを漂わせていました。
別のパンツスーツでも、上から見ていくと、しっかりと襟の付いたジャケットの
ようであるのに、視線を下げていくにつれ、何だかジャケットらしさが薄れて、
やがてスポーティーなコンビネゾンに返信するという手の込んだ仕掛け。
もともと小物やアクセサリー主体のブランド
「ensemble THEATRE PRODUCTS(アンサンブル シアタープロダクツ)」の
デザイナーを務めていただけあって、藤原氏が参加した今回の作品には、
小物やアクセサリーに目立った変化がありました。
一番の変化は、モデルにまとわせたアクセサリーの量と種類の多さ。
チョーカーとロングネックレスの重ねづけや、複数指へのリングなど、
ジュエリーをフル装備。種類も多彩で、ビッグストーンの指輪、
大ぶりのイヤリング、両手首を彩るバングル、ヘアアクセなども投入。
バッグにも凝っていて、お仕事顔の薄手封筒タイプや、
透明なビニール製クラッチなどを披露。パールを5連ネックレスのように
どっさり配したクラッチバッグも登場しました。大半のモデルが
伊達眼鏡やサングラスを着けていたのも目立った新提案。
アイウエアコレクションのロゴ入りバッグまで持たせました。
テーマに掲げた金曜日は、働く女性にとって週末とのスイッチングデーに当たり
、オンとオフをまたぐ着こなしが街を色めかせる日でもあります。
この絶妙のシーンを切り取って、シーンに束縛されない新しい
大人ワーキングレディーのスタイルを提案しました。
コレクション写真はこちら☆
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/tokyo/theatre-products/
THEATRE PRODUCTS
http://www.theatreproducts.co.jp/
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