11月1日からブランド名を「RYOTAMURAKAMI（リョウタムラカミ）」から改めた「pillings（ピリングス）」が2021年春夏コレクションを発表しました。緊急事態宣言中にデザインをスタートしたこともあり、「ファッションは本当に必要なのか」「洋服をつくる意味」を改めてもう一度考えて作られたコレクションとなりました。
「全て手編み」という、非効率な手法をあえて選んでいます。民族衣装からインスピレーションを受けました。民族衣装のように、作る工程に祈りや想いを乗せたものづくりを日本で身近なストリートウェア（既製服）で行っています。
スタッフや家族の着なくなった服、タンスに眠っている服を素材に、既製服を一度、テープ状にカット。糸に戻し、もう一度編み直して再構築しています。
pillingsという名前は毛玉のpillingにsが付き、「毛玉たち」という意味です。毛玉のように関係性から生まれるもの、またその環境自体もデザインしていきたいという思いから付けた名前。毛玉まみれになるまで愛着を持ってもらえるブランドというところにも創り手のメッセージが感じられます。
