進美影デザイナーが2019年にニューヨークで立ち上げたブランド「MIKAGE SHIN(ミカゲシン)」がRakuten Fashion Week Tokyo(東京コレクション)で2021-22年秋冬コレクションを発表しました。
アートや文学をヒントに、転換期の混沌と、新しいものが生まれる予感を表現しています。テーマは「The Process」。建築的なデザインを取り入れたジェンダーレスウエアを提案しているブランドです。コンセプチュアルなアプローチも持ち味になっています。
京都の伝統工芸「墨流し」を生かした生地は「流動性」を表現。ニットやパンツに施されたフリンジが装いに動きを宿らせました。
哲学者・ニーチェの手記をコラージュしたテキスタイルでつくられたアイテムは全身に手書き文字が躍ります。「思考のプロセス」を表現したそうで、知的なムードを帯びつつ、弾むようなリズム感を帯びています。
「個人の知性と強さを引き出す」ことを信条とするブランドらしい、内なる強さも感じさせるコレクションを披露しました。