富永航デザイナーの「WATARU TOMINAGA(ワタル トミナガ)」が2022年9月2日、2023年春夏コレクションを東京コレクションで発表しました。国内では初の単独ショーを、ランウェイショー形式で開催しました。
まるで千代紙のような色柄使いに、ちょっと花魁的な和の要素も感じさせながら、先住民族風にも映るラブ&ピースなムード。ネオンカラーやサイケデリック、ネオンカラーを使って、柄on柄が冴えるイースト・ミーツ・ウエスト的なコレクションです。
ファッションスクールの名門、セントラル・セント・マーチンズに学び、仏イエール国際モードフェスティバルでグランプリを受賞した、期待の俊英。2019年にスタートして3年目での国内での本格的なお披露目。国が推進する「日本博」の一環です。
パジャマを思わせる、ずるっとしたシルエットは落ち感ありの風情。民俗衣装風のディテールやストリートウエアっぽいアイテムにも、気負わないイージー感が漂います。フィナーレにはモデルが大きな恐竜のぬいぐるみを引きずりながら登場。のどかなハッピー感に包まれたショーでした。