「MIKIOSAKABE(ミキオサカベ)」は2023年4月14日、東京・新宿のウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会で2023-24年秋冬コレクションを発表しました。
テーラードやフォーマルに新たな解釈を加えました。ずるりと長い袖のテーラードジャケットにヴィクトリアン風ブラウスを合わせて、強さとロマンティックを融け合わせています。
コレクションのテーマは「trilogy (トリロジー) 」。ゴミ袋が積み上げられたバックでモデルが登場。ジャケットをはじめとするプロダクトの経年劣化から、心とプロダクトの関係性を模索。あきらめた後に訪れる希望の心地よさを表現したそうです。
メタリックのドレスや、ボディにフィットしたラバーのようなレギンス、ゴミ袋風のワンピースを披露。縦に切り裂かれたようなスリット入りのジャケットとパンツなど、どこかフェティッシュな要素も。ボリュームのある、「grounds(グラウンズ)」のシューズが足元のアクセントになっています。
全体にミニマルでウエアラブルな雰囲気が強まり、大人感が増しています。ボディへの関心はグローバルなトレンドですが、坂部三樹郎氏はプロダクトの経年劣化という切り口で、内面に目を向けるという別の角度から身体性を引き出すコレクションに仕上げました。