「TAE ASHIDA（タエ アシダ）」が2025年3月18日、東京の大手町三井ホールで2025-26年秋冬コレクションを発表しました。テーマは「Eternal Threads – Weaving the Past and Future（永遠の糸 - 過去と未来を紡ぐ）」。しなやかなエナジーを宿したルックを披露しました。
マスキュリンとフェミニンを自在に融け合わせました。ロングコートがシャープなシルエットを描き出します。シャツには両胸にポケットを配して構築的なムードを強調。パンツスーツでは袖を軽やかにまくり上げ、タフな魅力を引き出しました。
総柄のウエアが装いを弾ませました。水上の波紋や光の動きなど、自然が織りなす時間の移ろいを色と柄に落とし込み、静と動が共鳴する表情を生み出しました。
ブランケットコートは縁のフリンジ仕上げがマフラーのように揺らめき、スカーフ一体型のシャツも流麗な景色です。打ち合わせがアシンメトリーなレッドスーツは「まとうエンパワーメント」のよう。ギャザーやドレープを寄せたドレスは優美なシルエットでエレガンスを際立たせます。
つやめきを帯びた生地のドレスが夜会へいざないます。布が斜めに流れたり、半身パーツを交わらせたりといった、手の込んだ仕立てがクラス感を印象付けていました。
順を追ってドレッシーさを高めていくショー構成はブランドの「格」を物語ります。成熟したムードが色濃く漂う東京コレクションの中でも、際立つ本格感を放つコレクションとなりました。
