「pillings(ピリングス)」が2026年2月12日、2026-27年秋冬コレクションを発表しました。テーマは「Landscapes」です。
デザイナーが惹かれているのは、明確な答えではなく、あいまいな記憶や、朝方に見る不条理な夢のような感覚だといいます。前シーズンに続いて起点に据えたのは、何気ない日常のドレスアップ。現実の輪郭をなぞる表現を、抽象的に捉え直すことからコレクションが生まれています。
ボタンをわざと掛け違えたカーディガンやコート、横に傾いたスウェットフーディ、シャツの襟がフリルのように立ち上がりニットとレイヤードされたルック。さらに、シワの残るセットアップや、垂れ下がったウエストのディテールなど、整えすぎないバランスが随所に盛り込まれていました。
ニットのケーブル編みで仕立てられた、まるでお姫様のようなパニエドレス。素朴で日常的な編み地が、ドリーミングな装いへとアップデートされます。ランジェリーのスリップにはラフにマフラーを巻いて。親密なインティメートアイテムと防寒アイテムという異なるテイストがミックスされ、儚げなムードが生まれました。
これらは「着崩し」というよりも、定番服のほんのわずかなズレや違和感を表現したかのよう。日常の延長線上にありながら、どこか夢の中にいるような気分に誘うコレクションでした。













