バラをテーマにしたアートでチャリティイベントを開催し、開発途上国の子ども達の教育支援を行う「ROSES.」は、福山市(広島県)市制施行100周年記念のタイアップイベントとして「ROSES.Charity Art 展覧会」を2017年3月、福山市で開催しています。
100人のアーティストが「バラ」をテーマにしたトートバッグをデザインしました。100人の参加アーティストには夏木マリさん、野宮真貴さん、MEGUMIさん、安西ひろこさん、ニコライ・バーグマンさん、YUIMA NAKAZATOさんなども名を連ねています。私も参加しています。福山市民100人によるオリジナルトートも展示されます(展示会場はエフピコRiM)。100人の作品はオークション販売をし、その収益を寄付します。
今回のベースになったデニムのトートバッグは、「120年の歴史とクオリティーを誇るデニムの最大手」であるカイハラ株式会社のインディゴ生地が使われています。そのほかの協賛企業は、「柔らかなテンセルデニムの開発で世界に発信」する篠原テキスタイル株式会社、「不可能を可能にする刺繍技術のマジシャン」の有限会社アルファ企画、「高い縫製技術で世界を魅了する」大江被服株式会社ほか、たくさんの企業が協力し、ALL MADE IN FUKUYAMAのデニムのトートバッグが生まれました。
「FUKUYAMA100TH ×ROSES. TOTE BAG ART PROJECT」として、福山のものづくりを感じさせるデニムのトートバッグを通して、「ばらのまち福山」の魅力を伝えると共に、開発途上国の子ども達の教育を支援する取り組みです。
私は子どものころ福山市に8年間住んでいたことがあるので、参加できてとてもうれしく思います。今回のトートバッグづくりでは当時を思い出しながら、そして、ファッションの仕事をしている今とリンクさせながら、デザインを練りました。私物の服を使ってリサイクルを意識しつつ、デイリーに気軽に使ってもらえるようなデザインにしました。フェイクファーが春夏の着こなしで活気づく異素材ミックスとしてアクセントにもなるかと思います。
3月19日(日)は、串野真也(シューズデザイナー)、江幡晃四郎(デザイナー)、「ROSES.Charity Art展」総合プロデューサー・生駒芳子(ファッションジャーナリスト)の3氏によるトークイベントも開催。3月20日(月)は福山八幡宮(雨天・福山市役所)で生産者に光を当てたファッションショーも開催。福山市内の学生が福山の企業と協力し、福山の魅力を発信します。
福山はデニムやビーズ、金襴緞子などの素材、刺繍・縫製技術を育んできました。今回のプロジェクトは福山のそういった「ファッション遺産」を発信する意味合いも持っています。アーティストの想いを込めたデニムアートトートバッグは、福山の街に息づくRose Mind(思いやり、優しさ、助け合いの心)を形にした作品となりました。作品を購入することで、プロジェクトを支援できます。
オークションサイトはこちら。
http://reu.auctions.yahoo.co.jp/project?id=%201082
NPO ROSES. 公式ホームページ
http://www.roses-art.com/
福山市市制施行100周年記念事業公式サイト(Charity Art Exhibition)
http://fukuyama100th.com/news/20170228174114
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