野菜レストラン「WE ARE THE FARM(ウィーアーザファーム)」とのコラボレーション連載「おしゃベジnote」の第2回です。ファッションジャーナリストで野菜ソムリエの宮田理江が「野菜×おしゃれ」の魅力をお伝えしていきます。
第2回のゲストは、ニューヨークでスタートした帽子ブランド「Athena New York(アシーナ ニューヨーク)」の大田祐子(おおた・ゆうこ)さんです。エレガンスやフェミニンをまといながらも、型にはまらない造形美が着こなしを素敵に華やがせてくれます。私も以前から「Athena New York」の帽子に惹かれていました。上手な帽子の取り入れ方をはじめ、発想の源や、起業のいきさつ、野菜を生かしたライフスタイルなど、初公開を含む、興味深いインタビューをご紹介します。
Q: ニューヨークでブランドを立ち上げ、日本で大ヒット。そのいきさつを教えてください。
1992年から約12年間にわたって、ニューヨークに住んでいました。その間にブランドをスタートしたんです。当時は個人のお客様のほか、NYのセレクトショップや帽子屋さんとの取引が大半で、卸売りとカスタムオーダーを手がけてました。
2004年に帰国した後、バーニーズ ニューヨークや三陽商会から声が掛かり、「Athena New York」の帽子をバイイングしてもらうようになりました。取引が始まったのは、NYに居た頃から。バイヤーさんが自宅のスタジオでサンプルを見て、オーダーしてくれていました。
NYではセレクトショップや帽子専門店での取り扱いが大半でした。合計で10店舗ぐらいだったでしょうか。アッパーイーストサイド(富裕層が多く住むエリア)や(ブランドショップが集まる)マジソンアベニューなどのショップが中心でした。
「NYタイムズ」に記事が載ったこともあります。(マンハッタンのおしゃれエリアである)ソーホーに有名な帽子店があり、そこのオーナーが「NYタイムズ」の取材を受けて、「プレゼントにおすすめの帽子」として「Athena New York」の名前を挙げてくれたのです。セレブリティーがごひいきのショップで、オノ・ヨーコさんも通っているお店だそうで、このご紹介のおかげで知名度が上がりました。
帰国後、日本のバーニーズ ニューヨークに電話したら、帽子を見てくれて、銀座店のオープンと同時に取り扱いが始まりました。銀座は帽子が売れる街なので、その後もオーダーが続きました。最初の頃は私とアシスタントの2人だけでしたが、注文が相次いだのを受けて、途中から人が増えていきました。
◆アメリカ流ファッションビジネスの学びとパーソナルなつながり
Q: 帽子に特化してスタートした理由は? NYではどのようにデザインを学んだのですか?
もともとインテリアデザインの勉強をしていた時期があります。そのときは帽子のデザインをやろうとは考えていませんでした。
おしゃれの分野としては、どちらかというと、服よりは帽子や手袋など、雑貨に興味がありました。手袋は自分で作ったこともあります。すぐにデザイナーになろうとは考えていなかったんですが、ものづくりを進めるうちに面白いと感じるようになりました。
(NYの名門ファッションスクールである)FIT(NY州立ファッション工科大学)で勉強しました。FITには帽子のコースもあるんです。せっかくこういう学びのチャンスがあるのなら、学んでみたら楽しいだろうと思って、帽子のスペシャルコースに3年間、通いました。
FITで学んだのは、帽子の作り方だけではありません。ビジネスやマーチャンダイジングのほか、コンセプトの作り方やアメリカ流ファッションビジネスの成り立ちなども教わりました。いろいろと習って、もしかしたらビジネスとしてやっていけるかもと感じ始めたのもその頃です。
FITの在学中に、帽子を作っているアメリカ人の友人と一緒にお小遣い稼ぎで帽子をつくろうということになって、帽子作りを始めました。ターゲットを絞り、シーズンごとに新作を用意して作るようにしていたら、1年で10店舗ほどに取引が広がりました。2年間ほど、一緒に帽子作りを続けたのですが、彼女が「ちょっと別のことをやりたい」と言い出して、チームを離れました。どうしようかと思ったんですが、お客様が割とついてくださっていたので、続けたほうがいいかなと思い、私が1人で続けることにしました。
Q: たくさんのモデルの中でも、「Risako(リサコ)」は特に有名で、人気が高いモデルです。
当時はヨーロッパと日本のお客様が大半でした。アイコン的な帽子の「リサコ」はどちらのお客様からも気に入ってもらえた形です。大きな75ミリ幅のグログラン(つやを帯びた幅広のリボン)を添えたのは、リサコが最初でした。
「リサコ」という名前は、お客様の娘さんから頂戴しました。お客様が妊娠したときに、「よかったら私の娘の名前をつけてほしい」といわれ、その赤ちゃんの名前がリサコさんなので、リサコと命名したんです。リサコさんは今、大学生なんですよ。
◆インテリアデザインの経験を生かし、どの角度から眺めても美しい3次元帽子に
Q: 帽子デザインの着想源やイメージソースはどういうところから得ているのでしょうか?
新型コロナウイルスの影響で、今は行けていませんが、もともと旅行が大好きです。あちこち旅行に行ったときの風景や体験は、帽子デザインに生かされています。
インテリアデザインをずっと勉強していたので、インテリアの色使いもヒントになっています。意外なところでは、昆虫の羽の色や見た目の感じから着想を得ることもあります。
着想のきっかけはいっぱいあります。オペラやバレエから発想することもしばしば。上演されている劇場、舞台構成などもアイデアソースになっています。以前から演劇に興味があって、劇場に足を運ぶことも結構ありました。とりわけ、オペラの演出は立体的なので、いろいろな要素を重ねるうえで、ヒントをもらえます。
ただ、頭に浮かんだアイデアを、そのまま生かせるとは限りません。「頭の中で考えて、実際に試してみると、素材同士の質感がマッチしないケースもざらです。でも、そこであきらめてしまわないで、最初に思い浮かんだイメージを信じて、素材をメーカーに作ってもらったり、オリジナル素材をこしらえたりと、アイデアを生かす取り組みを続けると、思い描いていた形に仕上がることがあります。
デザインの際に意識しているのは「立体的にする」という点です。帽子だからというだけではなくて、インテリアの場合、床や壁を含めた3次元で考えるのが当たり前なんです。
さらに、素材と色との掛け合わせには知恵を絞っています。「この素材とこの色を合わせたら楽しいんじゃないか」といったアイデアをいつも試しています。帽子だから、こうでなければいけないという、型にはまった考え方ではなく、自分とお客様にとって楽しい帽子を作りたいと思っているのが、ずっと続けていられる理由かもしれません。
どの角度から眺めても、きれいにかぶれるよう、正面以外のアングルからの見え具合も大事にしています。女性の場合、斜め左がいいとか、右側が好みとか、顔の角度に関して、自分の好きな向きと、そうじゃないところがあると思うんです。だから、「Athena New York」ではいろいろな角度にアレンジが利く帽子、かぶり方を変えて何種類にも遊んでいただけるデザインを用意しています。
◆お客様からの声から誕生した機能や新たな提案
Q: 折りたたみ機能や内蔵アジャスターなど、独自の使い勝手が人気です。どうしてこういった機能を盛り込んでいるのでしょう。繊細なディテールに込められた思いを聞かせてください。
アジャスターに関しては、最初にバーニーズ ニューヨークやセレクトショップの「martinique(マルティニーク)」で販売し始めたときに、体が小柄で、頭も小さめのお客様が多かったので、内蔵するようにしました。帽子のサイズが大きいと言われたのですが、たくさんのサイズを用意できなかったので、アジャスターで1、2cmの調節が可能な機能をつけてみたんです。つまり、お客様からのお声から誕生した機能です。
最近は百貨店で置いてもらえる機会が増えました。その分、お客様の幅が広がり、サイズ対応の必要性も高まりました。髪の毛にボリュームがあるので、帽子をかぶりにくいといった、お客様の声を受けて、人気のあるデザインに限って、2年ぐらい前からLサイズを少しだけ作るようになりました。
帽子は絶対に畳めないと、多くのお客様が思い込んでいたのではないでしょうか。釣り鐘形の帽子「クロッシェ」の場合、そんなにしわにならず、平らにできるので、お客様に喜ばれています。
中折れのタイプはワイヤーが入っているので、畳むことを推奨はしていないんです。ただ、リサコや、レースのついている「Amanda(アマンダ)」は、平らに2つ折りにできるうえ、そんなにしわにならないので、旅行に出掛ける際は、帽子の中にTシャツとかを入れて、しわにならないようにすれば、スーツケースに入れても大丈夫ですとお伝えしています。
「Athena New York」の帽子は色がたくさんあります。帽子ブランドでこれだけカラーバリエーションがそろっているのは珍しいかもしれません。ショップでたくさんの色を見せるときに、フラットな平置き状態にすれば、楽しい見え具合になりますよね。
◆帽子で着こなしに自分らしさをプラス 装いにスパイスを
【Yuko Ota/Athena New York Hat designer】
Q: 初心者の場合、どのような帽子を選べばよいでしょうか。人気のモデルは?
「Athena New York」はもともとあんまり変わったシルエットは作らないんですよね。クラシックなタイプのほうが多いですね。テレビで女優の石原さとみさんがかぶっていた中折れ帽の「Camila(カミラ)」も人気のモデルです。
ブリムの長さで迷ってしまう人もいるようです。最初は7~10cm程度で十分でしょう。かなりブリムの大きいタイプは、この1、2年、すごく人気なんです。日傘をささなくて済むので、日焼け対策に欲しいといわれることも多くなってきました。20cm以上のブリムを持つタイプに「Shiho(シホ)」があります。日傘いらずだから、夏に重宝するモデルです。
素敵な帽子がワードローブにあれば、帽子を使って、簡単に気分を盛り上げるような使い方ができます。帽子をかぶることによって、装いにスパイスが加わります。ドレスやコートに比べると、買い求めやすい値段なのも魅力かと思います。
実用的な面でも、肌や髪が日焼けしにくくなるので、健康や美容のメリットもあるでしょう。冬は防寒にも役立ちます。NYは寒いので、冬の帽子を多く作っていました。ニューヨーカーは帽子を使った、冬のおしゃれが上手。帽子と手袋で色をそろえると素敵ですよ。日本に帰国してからは、春夏の帽子を作ることが多くなりました。
Q: 日本人女性は欧米女性に比べると、帽子を日常的に使う割合が低いように見えます。帽子をもっと普段から使うには、どういう風に着こなしを工夫すればよいでしょうか。
まずは、1つか2つ、自分の好きな帽子を見つけることから始めましょう。そして、何度もかぶることです。
着こなしに生かすには、全身が映る鏡で、全体のバランスを確かめましょう。帽子だけをかぶるのではなく、服とのマッチングをしっかりチェックしてください。
私もNYで個人のお客様を接客するときには、必ず冬のコートを持ってきてもらいました。長さやバランスを見て、帽子を作っていました。自分の好きなスタイルを1つか2つ、決めれば、何度もかぶりたくなるでしょう。
たとえば、フェミニンな装いをしていても、中折れ帽をかぶることによって、ちょっとマニッシュになるといった感じで、足し算・引き算ができるのが帽子のいいところです。女性っぽい格好の日に、あえて帽子だけメンズっぽくしてみてもいいでしょう。昔の映画『マンハッタン』の主演女優、ダイアン・キートンのように、メンズっぽいパンツスーツに、あえてエレガントなつば広タイプを合わせてもいいですね。全体はシンプルだけれど、女性っぽい雰囲気のある女性像を印象づけやすいスタイリングで、私は好きですね。
◆野菜そのものを味わうための料理を様々な角度から楽しむ
Q: 健康的な食事として野菜が重視されるようになってきました。お好きな野菜や野菜料理を教えてください。
野菜は大好きです。副菜扱いではなく、主菜・メインとして食べています。NYで料理教室に通っていた頃は、イタリア出身の先生にイタリア料理も習っていました。夫の駐在でシンガポールにいたときにはマレーシア料理、中華料理、インド料理を習い、週に3~4回、料理教室に通っていました。
料理は大好きなんです。コロナ自粛の間は、家でずっと料理を作っていました。一緒に旅行へ行く仲良しグループがあるのですが、自粛期間中は旅行も外食もできないので、オンライン料理教室をやろうという話になりました。ご飯を一緒に作って食べたほうが面白そうだと考えて、やってみたら、予想以上に楽しめました。
好きな野菜・フルーツはアスパラガス、ナス、アボカドです。先日はラザニアを作って、アスパラガスとナスをたくさん入れました。
野菜そのものを味わうためにピクルスも自分で作るんですよ。大根や人参、セロリなど、シーズンの野菜を使います。リンゴ酢やすし酢にハーブを加え、冷蔵庫に1日入れておいたら、ピクルスの出来上がり。ピクルスをたくさん作ると、サラダの代わりになります。ピクルスサラダは色がきれいですよ。
◆お手製の野菜・フルーツジュースの割合をご家族にクイズ
【Popo-Head-Dress_Heather-Grey】
Q: 丁寧な暮らしを意識して、食事の管理に気を遣う人が増えています。食生活で、どんな点に気を配っていますか? 食事のマイルールや留意点を教えてください。
朝と昼はしっかり食べます。発酵食品、特にヨーグルトと納豆はよく食べるようにしています。ドライマンゴーやプルーンなどのフルーツを1、2日ほど、ヨーグルトに漬けておいて、朝に食べます。アップルマンゴーは香りがよく、蜂蜜もいりません。
ケールを混ぜてジュースにするのも好きです。ケールを刻んでおいて、凍らせておくんです。フリーザーに入れて、あり合わせの野菜と果物を加えて、ミックスジュースにすれば、いろいろな野菜や果実がとれます。
いつも5種類から7種類ぐらいの野菜・フルーツを混ぜています。きょうはどんな野菜・フルーツが入っているのかを尋ねるクイズを、娘に出しているんですよ。彼女はかなりの確率で当ててくれます。「今日はマンゴーが入っている」とか、「これはケールだな」とか言いますよ。しかも、入っている割合の高いほうから順番に当てなきゃいけないルールなんです。きょうは全部当てましたよ。ミルクとオレンジジュース、マンゴ、キウイとか。なかなかの腕前です。
体を動かすほうでは、オンラインのフィットネスをしています。大きな画面にアメリカのフィットネス番組を映して、指示に従って体を動かします。ちゃんとトレーナーがアドバイスしてくれるので、効果的なエクササイズです。
日本への帰国後に感じた違いは、野菜に関しては、まず「量」ですね。サラダがメインの食事という人がNYには珍しくありません。健康志向の人が多いんです。肉よりも野菜を食べて、あとはタンパク質を摂るという感じです。私も野菜をしっかり食べたいので、外食では大きいサイズを頼みます。
◆外出する機会は減るからこそ、「帽子=おめかし」ではなく、もっと身近な存在に
Q: 新型コロナウイルスは生活意識を変えました。ファッションやアクセサリーとの向き合い方にも変化が生まれると思いますか。帽子との付き合い方にも変化の可能性があるでしょうか。
いろいろな変化が起きていますが、帽子に関連するところで言えば、まず外出する機会は減りますね。ただ、近所への散歩や近場の出歩きで、日光を浴びたい、体を動かしたいという人は増えている気がします。
必ずしも毎日は散歩に行っていなかった人も、外出自粛を強いられて、外に出る機会が減った結果、散歩の大切さを感じたというケースが少なくないようです。外に出るときは、日差しを防ぐために、帽子をかぶる人が私の周りでも増えてきました。
そういう意味では、街に出るから帽子をかぶるというのではなくて、自分の日常生活の中で、普通に帽子をかぶることが増えてきているかもしれません。「帽子=おめかし」ではなく、もっと身近な存在になるのはいいことだと思います。
外出が減ることに伴い、せっかく外に出るときは、何か自分が元気になれるようなおしゃれを意識するようになるでしょう。帽子はそういうときに気分を盛り上げるアイテムになれると思います。
生き方のペースを少しスローダウンするとか、本当に大切なものは何なのかとか、そういういろいろなことを考える時期にさしかかっている気がします。何かを考えさせられる時期を迎えられたのは、悪いことばかりでもないと感じます。
コロナ自粛に入ってからは、知り合いとの間で「オンラインカフェ」を楽しむ機会が増えました。お互いの自宅でコーヒーを飲みながら、世界じゅうの友だちとおしゃべりして過ごします。
ヘアアクセサリーのラインを今度の秋冬からスタートする予定です。日本でもこれからヘアアクセサリーのおしゃれが広がると期待しています。
Q: 最後に告知したいことをどうぞ
2020年秋冬、Athena New YorkからHead Dressがデビューします! 帽子の装飾で使われているレースやリボンにチュール、そして帽子本体をハンドカットしてデザインされた帽子ブランドならではのHead Dressです。
【Profile】
大田祐子(おおた・ゆうこ)さん
1996年に帽子ブランド Athena New York をNew Yorkにてスタート。
当初はNYの帽子専門店、セレクトショップ、個人オーダーが多かった。NY時代は8年間アパレルブランドでインテリア、アクセサリーのライセンスコーディネーターをしながら帽子を作っていた。ファッションビジネスをファッション工科大学(FIT)で学ぶ。2004年より拠点を東京に移し国内の主要セレクトショップ、百貨店にて帽子を展開スタート。今秋からはHead Accessoryもスタート!
人生を積極的に生きる女性がブランドイメージで日々の暮らしを楽しむことを大切にしている。草花、昆虫など自然なものがインスピレーションソース。ブランドのアイコンの蝶々は 美しい成長、喜び、希望、夢、幸せを運んでくるなど。またAthena というのはギリシャ神話の中の英知、芸術の神の名前。
Instagram
https://www.instagram.com/athenanewyork/
■取材を終えて
長いキャリアをお持ちなのに、気さくで明るくて、まるでひまわりのようなお人柄。取材しているこちらまで元気をもらえました。エネルギッシュなNYで生活していただけに、考え方がポジティブで柔軟。しかも料理上手で健康志向で、丁寧な生き方のお手本にしたくなるよう。話をうかがっているだけでも、ハッピーな気分になれます。そんな大田さんのスタンスやファッション感覚がアイテムに写し込まれていると感じます。大田さんが言う通り、ファッションが気持ちをプラスの方向に整える役割が期待される今だからこそ、帽子で着映えも気持ちも盛り上げていきたくなります。
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さて、ここからは、「野菜をしっかり食べたい」と思う人に、うれしいお知らせがあります。大田祐子さんのような健康志向に興味のある方は必見です!
ファーマーズキッチン「WE ARE THE FARM」を運営している農家集団の「ALL FARM」は、新たな業態となるテイクアウト・デリを主体としたサラダとスープの店「FARM TO GO銀座店(ファーム トゥー ゴー銀座店)」を2020年4月1日、東京・銀座にオープンしました。
「FARM TO GO」では野菜の旬を大事に考え、メニューの内容を固定せず、様々な旬野菜を組み合わせて、その時期その季節に合ったサラダやスープを作り上げます。たとえば、サラダ(780円)は旬の野菜をメインに、約8種類の野菜を細かくサイコロ状にカット。スプーンですくって食べやすい形で提供されます。たくさんの野菜を混ぜ合わせたサラダを、さらにおいしくするのは、エシャレットチップやチーズなどのトッピング。肉トッピング(別料金)も選べます。
カレーや麻婆、ガパオなどを、先ほどのダイスカット野菜の上からかけた料理も用意されています。一般的には白いご飯にかけて食べるものですが、野菜にかければ、ヘルシーな一品に。普通のサラダにはドレッシングをかけて食べますが、こちらはカレーや麻婆、ガパオなどをかけるから、もっと食べ応えがあります。
ありきたりのサラダだけでは物足りなく感じることもありますが、こちらはしっかり満腹感を得られる、新タイプのサラダメニュー。ライスを使わないので、糖質をオフできます。健康を意識している人や、ダイエット中の人におすすめです。スプーンで食べられるから、オフィスに持ち帰って、片手で食べられるのも便利な「時短ランチ」です
野菜のうまみを引き出したスープは「FARM TO GO」の人気メニュー。「大浦ゴボウのポタージュ」(680円)のように、主役を張るのは、季節の野菜。ケールスープやクラムチャウダー、ブラウンシチュー、ミネストローネ、豚汁など、様々な種類のスープから、3種類ほどを用意しています。
飲み物も野菜やフルーツがベースで、ヘルシー志向にぴったり。ケールのコールドプレスジュースや、キャロットマンゴー、ビーツアサイーなどから選べます。とりわけ、コールドプレスジュースはなかなかよそでは飲めないクオリティー。新ブランド「KALE FARM」が研究を重ねて作り上げた、ケールベースのジュースは健康観が格別です。
「FARM TO GO銀座店」はテイクアウト主体のお店です。店内にはイートイン6席が用意されています。「野菜を食べたいけれど、普通のサラダでは物足りない」「本当においしい野菜を食べたい」と感じている人は、ぜひ「FARM TO GO」の新発想メニューを試してみてください。「しっかり主食になる野菜料理」に驚くはずです。
・FARM TO GO銀座店
住所:東京都中央区銀座3-12-7 原町ビル1階
電話番号:03-6264-7460
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/farm.to.go/
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