タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

アジアの国、タイは近年、ファッションの発信地としても評価が高まっています。ノスタルジックな雰囲気とクチュールの上質感を兼ね備えた「Kloset(クローゼット)」はタイ・モードを代表するブランドの一角。日本でも取り扱いショップが広がり、ファンも増えてきました。

レトロでガーリーなオーソドックスながら斬新なデザイン. フェミニン路線が得意で、上質なレースやオーガンジーを使い、女性の美しさを表現。亜熱帯のタイでは年間を通じて半袖で過ごせるような気候です。だから、薄着の人が多く、風通しのよい服が好まれます。ただ、「薄着=イージー、カジュアル」というわけでもありません。「クローゼット」のように、丁寧な刺繍やレースで涼やかラグジュアリーに仕上げるアレンジを得意とするブランドもあります。

 

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

「クローゼット」の2017-18年秋冬コレクションはハンドメイドのディテールに特徴があるブランドだけに、刺繍やレースを使った装飾が目を惹きます。ビーズやアップリケなども持ち味のひとつ。カラーリッチでエキゾチックなたたずまいがアジアっぽいフェミニンを印象づけます。多様なテキスタイルの組み合わせは装いのムードを深くしました。アクセサリーにもプレイフルな華やぎが感じられます。

2001年からスタートしたブランドです。デザイナーのMollika Ruangkritya(モリカ・ルアンクリタ)さんは幼少の頃から、お人形やおもちゃ、ヘッドバンドなどを作って遊んでいたそうです。今回はクリエーションの秘密をインタビューで明かしてくれました。

 

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

Q:(宮田) 「クローゼット」のデザインは上質なテキスタイルや異素材のミックスが独特の表情を生んでいます。生地や素材を選ぶに当たって、どういう点を意識していますか?

A(Mollika Ruangkritya) 「クローゼット」は、 見つけようとしても見つけられなかったような、もしくは見たことのないアイテムを私たちのブランドのカスタマーが探しているとわかったときから、素敵な生地を選ぶだけでなく、素材を向上させることにフォーカスを置き始めました。彼女たちカスタマーは、何かユニークなものを欲しています。だから、私たちはただ単に美しい洋服を提供するのではなく、もう少しゴージャスなマテリアルを採用し、特に美しいファブリックをベースにしたものには、スペシャルなテクニックを施しています。「クローゼット」のすべてのコレクションで、シフォン、ジャカード、ウールなどいろいろなタイプのマテリアルを使用しています。だから、カスタマーの彼女たちには、幅広い選択肢があります。

Q: ハンドメイドのフラワーモチーフや、繊細なレース使い、丁寧なビーズなど、手仕事感の高いディテールがファンを喜ばせています。どうしてこういったハンドクラフト的な装飾を好んで取り入れているのですか?

A: それが問題になっているのです。どうしてかと言うと、私がマシンで縫製するのをあまり良しとしないから。ハンドメイドの刺繍はやっぱりマシンで刺繍するよりずっと美しいのです。だから、いくつかのガーメントのエレメントは、私の手で刺繍するのがマストで、とてもスペシャルなアイテムになるのです。「クローゼット」のガーメントに、いつも様々なデイテールが施されているのは、私がディテールに凝るのがすごく好きっていうことが理由になっていると思います。

 

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

Q: タイのブランドらしいエキゾチックな雰囲気を持っていますが、東洋的なイメージばかりではなく、西洋風のムードも感じられます。このような「East Meets West」的なテイストは意識して打ち出しているものなのでしょうか?

A: 東西の融合とまでは言えないけれど、最近のコレクションである2017年春夏と17-18年秋冬に関しては、アジアのムードやトーンと言えるかしら。

Q: エレガントで上品な装いには日本でもファンが多いようですが、同時にプレイフルでユニークな気分を宿したアイテムも見受けられます。「クローゼット」の目指すイメージをいくつかの言葉で表現すると、どうなるのでしょうか?

A: ヴィンテージフェミニンとモダンツイストです。

 

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

Q: デザイナーのMollikaさんは幼い頃から、人形やおもちゃを自分で作って遊んでいたそうですが、現在のクリエーションにつながっている、ご自身の経験や記憶、学びなどについて教えていただけますか? また、それらがデザインにどのようなプラスをもたらしているかを教えてください。

A: ソーイングとハンドクラフトのスキルは、8歳くらいの頃からとても興味があって、リボンのヘアクリップや、人形、古い自分のTシャツのリメイクをその頃から始めました。それらがファッションへの興味へとつながったのは、私が10代の頃からで、きれいに着飾ったりしたいと思っていました。そういうのが、ファッションの興味のベースになって、それからというものファッションの虜(とりこ)で、それは今も変わっていません。

 

タイブランド「Kloset(クローゼット)」、エキゾチックなノスタルジックチュールの魅力 デザイナーにインタビュー

インタビュー時にお会いしたときのモリカさんと一緒に。独創的なプリントとカッティングのドレスが印象的。手の込んだクラフトマンシップを感じさせるアイテムは1枚で着て様になります。タイでは、伝統的な針仕事の文化が受け継がれていて、丁寧に仕上げた刺繍やレースがふんだんにあしらったアイテムが風味となっています。「クローゼット」は国内生産にこだわっていて、タイならではの魅力を存分に感じ取れます。

PHOTO: Kloset 2017-18 A/W Collection

Kloset
http://www.klosetdesign.com/main/

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