3.11東日本大震災がもたらした、はかり知れない悲しみと不安。
その雲はいまだに日本を覆ったままです。
私自身、こころの揺れがおさまらない中、
Fashionsnap.comさんから「復興とファッション」について
寄稿の依頼を受け、正直、お引き受けすべきかどうか、
少なからずためらいました。
ファッションに何ができるのか?
私に語れることがあるのか?
そういう気持ちでいっぱいでしたが、
私なりにじっくりと丸一日考えてみました。
2001年の9.11米同時多発テロの際、
私はNY出張の前日で
自宅でスーツケースのパッキングをしているときに
テロのニュース速報が飛び込んできて、
腰が抜けるような思いをしました。
でも、9.11で休止に追い込まれたNYコレクションも
次シーズンからは再開され、
参加者の連帯はかえって強まったように感じました。
東日本大震災で休止した今回の東京コレクションも
次回からたくましくリスタートすると信じています。
平時にこそ楽しめるという意味で、
ファッションは平和が大前提になっています。
そこで、復興への願いを託しつつ、
ファッションがもたらし得る7つの「奇跡」を挙げました。
・ファッションはつなぐ
・ファッションは励ます
・ファッションはあたためる
・ファッションは語る
・ファッションは呼び覚ます
・ファッションは変える
・ファッションはよみがえる
こころを込めて執筆しました。
ぜひお読み頂ければと思います。
たくさんツイートもして頂き、感謝いたします。
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「復興とファッション」 by 宮田理江