アウトドア・フットウェアブランド「KEEN(キーン)」のKEEN Inc.はフットウェアの撥水加工プロセスから有害化学物質であるPFCsを排除するPFC-FREE(ピーエフシーフリー)のフットウェア製造過程を「GREEN PAPER」としてオープンソース化しました。地球環境について考え、共にアクションを起こし、地球をデトックスする「Detox the Planet」月間の第1弾です。
4月1日からKEEN公式サイト内の「Detox the Planet」ページ(https://www.keenfootwear.com/ja-jp/detox/)で公開。アウトドア・フットウェア業界に対し、2025年までにPFC-FREEの実現を呼びかけます。
撥水加工は、アウトドア業界では欠かすことのできない技術であり、アウトドア・フットウェアでも多くの製品に採用されています。その撥水加工に一般的に使用されているPFCsは、約5,000種のフッ素化合物の総称であり、自然界で分解されにくいことから「フォーエバーケミカル(永遠の化学物質)」とも呼ばれ、環境や人間の健康に危険であることがわかっています。
KEEN USジェネラル・マネージャーのエリック・バーバンク氏は今回の取り組みについて、「私たちは7年にわたり、性能で妥協することなく製品からPFCsを排除するためのプロセスを研究、開発、改良してきました。そして現在、KEENフットウェアの95%以上でPFC-FREEを実現し、PFC-FREEでの撥水効果も実証済みです。他ブランド1日も早くPFC-FREEを実現できるよう、KEENの取り組みを共有していければと考えました。モノづくりに携わる私たちが企業の壁を越えて協力することで、ポジティブな影響を加速させ、より良い地球環境へと変えることができると信じています」とコメントしています。
KEEN
www.keenfootwear.com