「GIVENCHY(ジバンシィ)」はパリ・ファッションウィークで2021年10月3日、2022年春夏コレクションを発表しました。クリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズ氏によるライブショーです。
伝統的な紳士服の仕立てに用いられる素材が、ウィメンズとメンズに取り入れられています。モヘアウール、ナパレザー、コットンヘリンボーン、特にグレンチェックはネオプレンとボンデッドしフォルムを構築しています。
ユベール・ド・ジバンシィのアーカイブにインスパイアされたコルセットとペプラム、合わせのショートパンツやミニスカートのほか、プレーンなスーツスタイルにも採用されています。
メゾンの都会的なサヴォワ・フェールとハンドクラフトによる手織り素材の素朴さが、複雑な飾り細工や“カゴ編み”レザーワークの中で共存し、ウェアやバッグに用いられるマクラメ及びラフィアの技術と融合しています。
アクセサリーでは、手織りとハンドクラフトの要素に加え、メットガラで初めて披露した『ケニー(Kenny)』バッグが、ウィリアムズの象徴であるハードウェアのハンドルとパドロックで装飾され登場しました。新たにデビューとなるバッグには、ほかにも、ジバンシィの人気アイコンバッグを再解釈した『ネオ・アンティゴナ』と、特徴的な4Gファスナーを施した最新のメンズ多機能バックパックがあります。
クロッグブーツはロング、ショートともに、ソール部分と一体化したTPU(熱可塑性ポリウレタン)ヒールが採用されました。ウィメンズサンダルにはメタリックな4Gのディテールが施されています。さらにアッパーからソールまで、全体が耐摩耗性素材のニットシューズも初登場しました。
心地よさ、クラフトマンシップ、シルエットを追求したコレクションはクラシカルとラディカル両方の魅力を兼ね備えています。伝統と革新が同居するようなスペシャルな装いに導いています。