「Seivson(セイヴソン)」、2025年春夏コレクションを発表 奥深いレイヤード、複雑な立体感

「Seivson(セイヴソン)」、2025年春夏コレクションを発表

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「Seivson(セイヴソン)」、2025年春夏コレクションを発表

 

「Seivson(セイヴソン)」2025年春夏コレクションを2024年9月4日(水)、渋谷ヒカリエで発表しました。「痕跡(TRACES)」をテーマに選んで、近未来的なムードの奥深いレイヤードを提案しています。

素肌見せに象徴されるフェティッシュな演出は保ちながら、入り組んだレイヤードで複雑な立体感を引き出しています。しわやひだを多用して、ひずみやゆがみのイメージをまとわせました。生地のあちこちをくり抜いたり、隙間をこしらえたりして、ダメージ感を生みつつ、素肌ものぞかせています。

キーディテールになっているのは、窓のルーバーを思わせる、幅の細い短冊状のピースを連ねる構造。身頃にも袖にもあしらわれ、起伏を深めています。うっすらと拘束(ボンデージ)感も漂わせました。

ほとんど直線が見当たらないほど、不規則で不ぞろいな布使いが不穏な気分を宿しました。その中にあって、ほぼ唯一の直線を描いたプリーツが強さを帯びて映ります。風合いの異なる生地の響き合いが趣を深くしました。

タンクトップ風のショート丈トップスは、健やかな動感を感じさせ、レイヤードによって肌見せの加減を巧みにコントロール。ミニ丈ボトムスとの組み合わせにより、コンパクトなシルエットが強調されています。

コンパクトなシルエットとヌーディーな演出が目立った前半とは打って変わって、後半はアウターを軸に据えたボリュームルックを押し出しました。強みになっている解体・再構築の技法をトレンチコートやMA-1に持ち込んで、重層的なレイヤードを試みています。コレクション全体の奥行きが増した印象を与える二段構成です。

西陣織をはじめとするオリジナル生地が特別感を醸し出しています。生地の裁ち切りが素材の質感を引き立てました。多彩なジップ使いは空間を入り組ませています。背中側への目配りがしっかり施されていて、360度どの方向からの視線を受け止めるコレクションに仕上がっていました。

 

 

Seivson
https://seivson.jp/

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