「matohu（まとふ）」は2025年7月12日に大分県別府市・鉄輪温泉で開業した「冨士屋ホテル」のスタッフウエアをデザイン・制作しました。和の建築と空間に宿る歴史や風土に調和しつつ、スタッフの所作やたたずまいに品格と温もりを添える装いを提案しています。
matohuが目指したのは、126年のクラシックな歴史を受け継ぎながら、現代のライフスタイルとモダンさが寄り添うデザインです。春夏仕様はボウタイ付きの白いブラウスに、ネイビーのウールギャバジン素材のスカート＆エプロン。清潔さの感じられる配色です。格式ある老舗旅館の空気感と、柔らかくモダンな印象が共存するデザインです。
一方、秋冬仕様は春夏仕様に、ネイビーのウールギャバのダブルボタン・ワンピースを重ね着。胸元にたくさん並ぶボタンがクラシカルな印象を際立たせます。ホテルの静謐な空気になじむたたずまいです。
地元・大分の伝統工芸である竹細工も取り入れました。「別府椿」をモチーフにした竹細工ブローチをmatohuがデザイン監修。地元の竹工芸作家が手作りしました。
登録有形文化財に指定されている旧冨士屋旅館の庭園内に誕生した、全17室のハイエンドライフスタイルホテルです。訪れた際にはスタッフウエアにも目を留めてみたくなります。
