「CFCL(シーエフシーエル)」はパリ・ファッションウイーク期間中の2026年3月10日、2026-27年秋冬コレクション VOL.12を発表しました。
今シーズンのテーマは「Knit-ware: Sculpture(ニットウエア:彫刻)」。CFCLは創設以来、「服づくりを通してより良い社会をつくれないか」という問いを掲げてきました。VOL.12では、没後40年を迎えた芸術家ヨーゼフ・ボイスの「社会彫刻」の思想に着目。社会運動とアートを結び付け、芸術の定義を拡張したボイスの実践を手掛かりに、衣服を社会と着る人をつなぐメディアとして捉え直し、しなやかなドレープと彫刻的なフォルムを兼ね備えたニットウエアを披露しました。
ボイスのフェルト作品に見られる無造作なドレープやミニマルな造形をニットで表現。「TW INLAY」シリーズではニュージーランド産のノンミュールジングウールと内モンゴル産カシミヤをブレンド。再生ポリエステルを挟み込んだ三重構造の編み地を採用しました。
ブランドの定番である「MILAN」シリーズも進化しました。アセテートのブライト糸を加えた「AC MILAN」や、レーヨンのモール糸を用いた「MILAN VELVET」によって、軽やかで繊細なドレープを秋冬らしい表情へと昇華。ニットならではの仕立てによって、構築性と軽やかさを両立させています。
初登場となるモチーフにも注目です。ドイツ・カッセルで展開されたボイスの代表的なプロジェクト「7000本の樫の木」をオマージュし、樫の木の樹皮から着想を得た箔プリントを採用。ドレスやオケージョンウエアに落とし込みました。
社会的な視点と独自の美意識を融合させながら、衣服の新たな役割を探求し続けるCFCL。人と人、人と社会をつなぐという考え方をニットウエアに落とし込み、これからのおしゃれのあり方を提案するコレクションとなりました。













