『ファッションと建築の間 VAN HONGOの世界』 本郷いづみ著

『ファッションと建築の間 VAN HONGOの世界』 本郷いづみ著

自らのブランド「VAN HONGO(ヴァン ホンゴー)」をベルギーで立ち上げたファッションデザイナーの本郷いづみ氏が発の著書『ファッションと建築の間 VAN HONGOの世界』(早稲田新書、早稲田大学出版部)を出版しました。この新書シリーズからは過去に人気ブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」のデザイナー、森永邦彦氏が『AとZ アンリアレイジのファッション』を出しています。

本郷氏は1999年に早稲田大学理工学部の建築学科卒業しました。さらに、2001年には同大学大学院の理工学研究科建設工学専攻修士課程を修了。深く建築を学んだことが後のファッションデザイナーとしてのキャリアを特別なものにしているようです。

広告代理店大手の博報堂で働いた後、2005年に退社して、ファッションの道へ。ベルギーの名門、アントワープ王立芸術アカデミーのモード科へ留学しました。10年に同アカデミーを卒業し、自身のブランドを立ち上げました。

著書では2022-23年コ秋冬レクションに至る歩みを自ら振り返っています。ファッションと建築の両方に注ぐ思いが随所にあふれ、クリエイターの内面をうかがい知ることができます。ファッション系専門学校からアパレル企業へといった、オーソドックスな経歴とは異なるファッションキャリアの軌跡も、型にはまらないデザイナー像を印象づけます。

今は別の業界・職種に身を置いているけれど、デザイナーを目指したいと願っている人にとっては、複数のキャリア選択肢があるのだということを、著者の実体験から感じ取れそう。ファッションと建築の両方に興味がある人にとっても、学ぶところが多い本と言えそうです。

VAN HONGO

『ファッションと建築の間 VAN HONGOの世界』

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