映画『5月の花嫁学校』、5月28日公開 私らしさが出せるファッションにも注目

映画『5月の花嫁学校』、5月28日公開 私らしさが出せるファッションにも注目

映画『5月の花嫁学校』がタイトル通り、2021年5月に公開を迎えます(5月28日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで全国公開!)。フランス映画界を代表する大女優、ジュリエット・ビノシュが主演し、珍しいコミカル演技を披露します。後半に登場するクラシカルなパンツルックも見どころです。花嫁学校での出来事なので、登場人物の大半が女性になっています。

 

映画『5月の花嫁学校』、5月28日公開 私らしさが出せるファッションにも注目

タイトルの「5月」が意味しているのは、1968年5月にフランスの学生たちが起こした大規模な闘争のこと。パリ市街を占拠して、社会を揺るがした結果、政治体制の変革につながった事件です。映画の始まりは、その前年の67年から。フランスのアルザス地方にある、古風な花嫁学校が舞台です。

 

映画『5月の花嫁学校』、5月28日公開 私らしさが出せるファッションにも注目

映画『5月の花嫁学校』、5月28日公開 私らしさが出せるファッションにも注目

毎年、結婚前の少女たちを迎える学校の経営者がいきなり世を去ったことから、学校は混乱。妻で校長のポーレット(ビノシュ)は学校の経営状態が破産間近だと初めて知り、呆然とします。しかし、金策に奔走する中、かつての恋人である銀行家と再会。眠っていた恋心に再び火が付きます。

夫に従い、夫に尽くすことを、妻の務めだと教え込んできた花嫁学校の方針に、やがてポーレットは疑問を感じ始めます。ちょうどパリで5月革命が勢いづいていた時期にあたっていたこともあって、彼女と教え子たちは、旧来の「良き妻」像が時代の変化になじまないことを感じるように。そして、恒例のパリツアーに出発した一行は――。

 

映画『5月の花嫁学校』、5月28日公開 私らしさが出せるファッションにも注目

小気味よいリズムでストーリーが展開していくので、109分が短く感じます。随所に笑いどころが用意されていて、最後まで心地よく楽しめる映画です。女性の立場は当時と現代とでは大きく異なりますが、共通する点もあり、考えさせられるポイントも少なくありません。でも、堅苦しいトーンではなく、コメディータッチに彩られているので、物語を味わいながら、この映画流のやわらかいフェミニズムに触れることができます。

 

映画『5月の花嫁学校』、5月28日公開 私らしさが出せるファッションにも注目

ファッションにもメッセージが託されていて、前半のポーレット校長は典型的な淑女テイストのワンピースに身を包んでいますが、後半は一転。自分らしさが出せるパンツルックに変身します。女生徒たちの服も当時の雰囲気を反映していて、クラシックムードがトレンドにカムバックしている今、参考になるスタイリングです。全編を通して、快活でハッピーな気持ちで見られます。

 

映画『5月の花嫁学校』

『5月の花嫁学校』
https://5gatsu-hanayome.com/
5月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開!

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