H&M ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパンは2019年５月14日、非営利財団H&M Foundation（H&M ファウンデーション）が主催する「GLOBAL CHANGE AWARD（グローバル・チェンジ・アワード）」のプレスデーを開催しました。「GLOBAL CHANGE AWARD」は、ファッション業界のノーベル賞とも呼ばれ、廃棄物ゼロの循環型ファッション業界を目指したイノベーション・コンペティションです。
４月３日にはストックホルムで「第４回GLOBAL CHANGE AWARD」の受賞式が行われ、５組の受賞チームに合計100万ユーロ（１億2000万円相当）の助成金が授与（分配）されました。また、日本のチーム「Synflux（シンフラックス）」が、廃棄物ゼロを可能にするAIを活用した新しいパターンメイキングのシステムのアイデアで、「アーリー・バード特別賞」を受賞しました。
グローバル・チェンジ・アワードでは廃棄物ゼロの「100％循環型のファッション業界」を目指したイノベーション・アイディアを世界中から募ります。解決策を考案した５組の発明チームには、総額100万ユーロの資金援助だけでなく、１年間に渡る開発促進プログラムが提供されます。早い時期に応募し最高評価を得たチームには、アーリー・バード特別賞が表彰されます。助成金の支給はありませんが、海外で開催されるイノベーション促進プログラムに参加する機会が与えられます。
受賞者たちは、ファッション業界が環境に与える負荷を軽減できることを証明してくれます。真の意味で独創的であり、地球や人類の生活環境改善に貢献したいと願うあらゆるファッション企業を応援してくれる、素晴らしいパートナーです。
H&M Foundationは世界中の重要な組織と提携し、「教育」、「清潔な水」、「平等性」、「地球の保護」という４つの分野に注力しています。サステイナブルはファッションの最重要テーマに位置づけられ、消費者の関心も高まっています。早くから先進的な取り組みを続けてきたH&Mは、さらにサステイナブルを推し進める方針で、廃棄物ゼロの循環型システムの広がりが期待されます。
