「Mame Kurogouchi(マメクロゴウチ)」は2022-23年秋冬コレクションのキャンペーン画像を公開しました。
22年春夏コレクションに続き、黒河内真依子デザイナーの出身地である長野県の雄大な大地と、幾層にも連なる豊かな歴史と文化を、自身の記憶や経験を重ね合わせることによって制作されました。
フォトグラファーの野田祐一郎氏による幻想的なイメージは、長野を旅しながら県内のさまざまなロケーションで撮影されました。
カメラがとらえた、一瞬の中で、モデル、洋服、自然の隔たりは消滅し、乾いた空気、推積する腐葉土の香り、苔の湿度、地層の波、黒曜石の記憶が洋服と等しくストーリーテラーとなり、このコレクションが醸成する物語の始まりを静かに告げると共に、1年にわたる長野を巡る旅の終わりを示唆します。
風土や時間がデザイナーの思いや記憶と響き合い、コレクションにも特別な空気感をまとわせていくかのよう。着る人に寄り添いつつ、キャラクターを引き出す表現が一段と深みを増しています。