「Mulberry（マルベリー）」はパリ・ファッションウィーク期間中の2020年２月26日、27日の２日間にわたって、2020-21年秋冬コレクションを発表しました。先シーズンと同じく、プレゼンテーション形式での発表となりました。
強い精神力を持ち、独自のスタイルを貫きながら英国の歴史や文化を築き上げた女性達がテーマです。コレクションは英国カントリーサイドならではの魅力にシティライフのエッセンスを融合し、ソフトなノスタルジーを、都会的な機能性に加えました。
モダンなユニフォームをロマンチックにアレンジ。これまでとは違うフェミニニティとユーティリティスタイルが誕生。アウターウェアやテーラードルックのシルエットには、英国の伝統的な制服に使われる装飾をミックス。ケープ、ダブルのコート、リラックスフィットのスーツには、金のボタンやロゼット、光沢のあるメダルをあしらいました。
上品なミディ丈スカートやボウタイトップスは、鮮やかな刺繍、ゴージャスなブロケードやビジューを散りばめた襟と合わせれば、イブニングシーンへの華やかな装いを演出します。
今回はマルベリーグリーンがコレクションのキーカラーとして初登場。マルベリーの社会的責任に向けた取り組みを象徴する色として、自然環境に配慮したパッケージにも使われている、深みのある豊かな色がシルエットを美しく際立たせます。
クリエイティブ・ディレクターのジョニー・コカ氏は「英国の黄金時代を築いた強い女性たちのワードローブをイメージし、彼女達に共通する要素をモダンにアレンジすることで、現代社会を生きる女性のための装いを作り上げました。そこには、いつの時代においても力強く生きる女性たちを賛美する心が表現されています」と述べています。強さとフェミニンを兼ね備えた女性像は、20-21年秋冬シーズンの新トレンドとも調和しています。
