「LOEWE(ロエベ)」は2021年1月23日、「ロエベ 2021秋冬メンズ ランウェイコレクション」と「Eye/Loewe/Nature 2021秋冬」を発表しました。
今回のメンズコレクションは、「A Show in a Book (本の中のショー)」といったスタイルでゲストを、ジョナサン・アンダーソン氏のインスピレーションの探究へと誘います。
『A Show in a Book』は、ロエベがオリジナルで制作した200ページのハードカバー本です。アメリカ人芸術家で作家、 詩人のジョー・ブレイナード(Joe Brainard, 1942-1994)のグラフィック作品に捧げるものとなっています。
クリーンなシルエットと精緻な裁断により、コレクション全体にドライな表現と明るいムードを持たせています。ウェアやアクセサリー全体に施されているプリントやジャカードは、芸術家ジョー・ブレイナードの作品に対するトリビュートとなっているだけでなく、「コラージュ」という手法と発想を称えるものとなっています。
グランジ的なストライプセーター、レイブ的なオーバーサイズのトラウザーとワラビーシューズ、パンク的な細身のボンデージパンツとモヘアニット、ヒッピー的な毛足の長いムートンコート、ビートニク的なブラックとモッズ調のダッフルコート。古典的なトレンチコートやシンプルで実用的なピーコートも固定観念を覆すものとなっています。
フットウェアでメインとなるのは、チェルシーブーツ、スエードブーツ、ワラビーです。
ブレイナード作品をフィーチャーしたバッグでは、プリントを施したラウンドフォルムのバムバッグとロールトップのバックパック(どちらもナイロン製)や、クラシックカーフレザーにレザー象嵌を使い、ブレイナードのアイコニックな作品である「パンジー」を施した多面的なパズルバッグとバムバッグを展開。また、「アナグラムジャカード+カーフレザー」ならびに「クラシックカーフレザ+キャンバス」の組み合わせのダブルハンドルトートも登場します。
「Eye/LOEWE/Nature」ではパッチワークとアップサイクリングを探求しています。大胆なコラージュで混ざり合う素材、スタイル、そしてカラー。アウトドア、ビンテージ、およびミリタリーの要素とトラディショナルなスポーツウェアとのハイブリッドにより、進歩的思考のアイテムを生み出しています。
アップサイクル素材を使ったツイードのテーラードジャケットは、スポーツジャケットと融合。軍用テントはロングコートに変身し、フランネルシャツにはパッチワークでグラデーションをつけています。
ワイドパンツは、カラフルなコーデュロイのコラージュで構築。ニットウェアにもアップサイクル素材、刺繍、パッチワークを取り入れており、クラシックなフェアアイルニットはフリースと掛け合わせ、コントラストと融合感のあるハイブリッドなスタイルに仕上がっています。
アートやアウトドア、コラージュ、パッチワーク、アップサイクリングなど、丁寧な生き方を選ぶ人たちが求める提案が全部、盛り込まれたコレクション。ジョナサンが時代を見る目は穏やかで、ぶれがなく、頼もしく感じられます。
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