「GIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ )」は2021年9月25日、ミラノ・ファッションウィークで2022年春夏コレクションを発表しました。旅の途中に集められたような装飾、色使い、遊牧民を感じさせるエッセンスなどが絶妙に混ざり合い、アルマーニらしい都会的な雰囲気に再解釈されています。
エアリーなグレーカラー、淡いブルー&グリーン、パープルといった絶妙な色合いが次々とグラデーションを描きました。その後、色合いが変化し、ダスティピンクやダスティパープルといった色使いは自由なマインドを感じさせます。
ノットデザインが効いたスカーフ、またはかぎ編みのキャップがワンポイントのルックが多く登場し、フラットシューズはオープントウ、または編み上げのデザインが目立ちます。
ソフトなジャケットは細身で丈が長く、スクエアなラインを描きます。パンツはまるでスカートに見えるほどにワイドなものからテーパードシルエットのものまで、トップスはチュニックや、コンパクトなものまで幅広く登場。後半では、イブニングウェアが次々と展開されました。
チュールが多く登場しますが、ビジューを付けたもの、幾重にもチュールを重ねたもの、そして豊かな色使いにより同じ素材が連続して登場することによる単調さは決して感じられません。バッグのバリエーションは豊富です。ラウンドシェイプのハンドバッグ、カーブしたハンドルが特徴的なミニバッグ、大振りなトートバッグなどが披露されました。
程よいリラックスと自由なマインドで楽しむ幸福感が高いショーとなりました。