「Ne-net(ネ・ネット)」は「日常 Wherebouts of the blue bird」をテーマに、
どこかなつかしく、メルヘンと同居するようにハートウォーミングな作品を披露。
1軒の家から壁を取り払ったかのような室内劇風の会場がそれぞれの「部屋」に。
ソファやカーペットか配され、各部屋を出てこれから出かけるような演出です。
テーブルの上に置かれたレトロなラジカセから、ショーの音楽が流れる。
モデルはソファに座ったり、静かな足取りで歩いたりと、家の中で
過ごすような動きで、くつろいだ雰囲気を醸し出しました。
ブルーのダッフルコートをはじめ、青がアクセントカラーに。
フクロウ柄が繰り返しあしらわれ、ファンタジーなムード。
全体にゆったりフォルムの服を提案し、パートナーのハンガーから
借り出してみたくなるようなジェンダーフリーの着こなしや、
パジャマを思わせる服もリラックス感たっぷり。
カラフルなチェック柄や、同じ柄で色の異なる3種類のチェックを
重ねるレイヤードも披露。ポロ襟の長袖カットソーや、ワッペンを
いくつも付けたカーディガン、ロールアップした裾に別柄が
のぞくパンツなど、キャンプやピクニックに似合いそうなアイテムも愛くるしい。
小鳥や動物、キャンプ用具などの柄が配され、テーマと響き合っていました。
高島一精デザイナーはショー後のインタビューで、
「人は青い鳥の存在がないと前を向いて生きていけない。
青い鳥を探すことで前向きな気分になれる」と、テーマの意味を説明。
童話『青い鳥』のイメージを下敷きに、「空や人の気持ち」を
作品に落とし込みました。「男女で共有できるカジュアルな日常着」
というそもそものブランドコンセプトをあらためて意識し、
「今回はブランドの原点に戻った」と、今回のコレクションの位置付けを語りました。
Ne-net
http://ne-net.net/index.html
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