「KIDILL(キディル)」はパリ・メンズファッションウィークで2025年1月21日、2025-26年秋冬コレクションを発表しました。
“FORMAL ANARCHIST”をテーマに掲げました。音楽、ファッション、文化が交差するエネルギッシュな「非凡であることの美学」を体験した末安弘明デザイナーの記憶に浮かぶ1990年代後半から2000年代初頭の東京・原宿をイメージしています。原宿の伝説的ショップ「A STORE ROBOT」とのコラボレーションが登場しました。
原宿の人々と文化が現代的に再解釈され、ロンドンでのレイヴやパンクのムードもデザインに取り入れています。挑発的なカラーやメタリックコーティング、サイバーパンク的要素など、過去と現在が交錯され、新たな美学が表現されました。
ロサンゼルス在住のアーティスト、ブレット・ウェストフォール(Brett Westfall)との共作を披露。ストロベリー、犬の「Snoppy」、パンクキッズ、スケーターといった稚気を帯びたドローイングを様々なアイテムにあしらっています。チノパンや中綿入りコート、スウェット、Tシャツ、MA-1、「キッズラブゲイト」のシューズなど、幅広いアイテムと交わらせています。
90~2000年代の「Y2K」的なムードをパンクに昇華させたような、「コワかわいい」感覚を帯びています。非凡でアナーキーな型破りのイメージをまとえそうです。