現代ウィーンのファッションデザイナーたち

Pic01日本・オーストリアが修好条約を結んでから、今年で140周年を迎えました。この節目を記念したイベントの一環として、ウィーンファッションの2009-10年秋冬コレクションが東京で開かれました@ラフォーレミュージアム六本木。

音楽の都として知られるウィーンは、伝統工芸とクラフトマンシップが息づく街でもあります。宮廷文化のエッセンスをも受け継ぐこの街から発信する若手クリエーターの9ブランドのショーが開催されました。アパレルだけではなく、バッグ、靴、帽子、アクセサリーなどのブランドも参加しました。

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左から、ANNA AICHINGER/WILFRIED MAYER/HARTMANN NORDENHOLZ

フェミニンでエッジィな「ANNA AICHINGER」はタフな女性像を提案。黒をベースにした、コルセットやホルターベストを披露した。「HARTMANN NORDENHOLZ」は着心地のよさそうなジャージー素材に、ハンドプリントをあしらっていました。「動く芸術」(キネティズム)をイメージしたプリント模様は立体感たっぷり。プリーツとドレープの融合も幻想的にも見えました。

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左から、ROSA MOSA/ROSE BECK/FLORIAN

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左から、LUDWIG REITER/MUHLBAUER/EDWINA HORL

特に充実していたのが、小物のコレクション。既に有力セレクトショップで取り扱いがあるネックレスブランド「FLORIAN(フローリアン)」や、私が冬に愛用した帽子ブランド「MUHLBAUER(ミュールバウアー)」もありました。この帽子はターバン風のフォルムがとても美しく、しかもあたたかい。かぶっていて何度か褒められたことがあります。今シーズンはターバン風でリボンライクなものや、ミンクのヘアバンド、レオパードファーのフーディーになったネックウォーマーなど、帽子の常識を飛び越えたヘッドアイテムが魅力的でした[E:ribbon]。

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