映画『おとなの恋の測り方』のファッションが映す心理とは? パンフレットに寄稿

映画『おとなの恋の測り方』のファッションが映す心理とは? パンフレットに寄稿

映画『おとなの恋の測り方』のファッションが映す心理とは? パンフレットに寄稿

いよいよ6月17日(土)から公開される映画『おとなの恋の測り方』。南フランス・マルセイユを舞台にしたハートウォーミングなロマンティックコメディです。

女優ヴィルジニー・エフィラが扮した腕利き弁護士のディアーヌは離婚後にジャン・デュジャルダン(『アーティスト』で米アカデミー主演男優賞)演じる売れっ子建築家のアレクサンドルに出会います。知的で優しくハンサムな彼ですが、背が低いということが彼女にとって唯一の気がかり。でも、彼と深くふれあうにつれ、ディアーヌの気持ちは徐々に彼を受け入れていきます。

主な舞台となった南仏の港町マルセイユは、リゾート地のニースやモナコと同じく地中海に面した土地柄だけに、大都市でありながら、どこか開放的な気分になれる街で、映画を通しても楽観的でオープンな雰囲気が伝わってきます。それが二人のファッションにも反映されています。大都会のバリバリキャリアといったスタイルではなく、洗練された雰囲気のなかにもさりげないおしゃれ感が漂う着こなし。ワンピースの登場が多いあたりも伸びやかで大人っぽく映ります。彼女の心理が変わっていくにつれ、選ぶ洋服も変わっていくので、ぜひそのあたりもチェックしてみると、さらに共感できそうです。

もちろん、アレクサンドルも建築家だけにおそらくオーダーメイドであつらえていそうな、センスを感じさせるスーツの着こなし。ディアーヌはそんな彼に服を買ってあげたいと思い、プレゼントをするのですが・・・(ここが心が切なくなるところでもあります)。いろいろな壁を乗り越えて最後にはほろりとさせられる、大人のラブストーリーは、パートナーを探している女性達にとっても参考になる映画になるかも。

~着こなしから読み解くもうひとつの「ストーリー」~としてパンフレット内にファッションについて詳しく寄稿しておりますので、劇場でチェックしていただけたら幸いです。

『おとなの恋の測り方』
http://otonanokoi.jp/

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