東京ビッグサイト(東京・有明)で開催された大型ファッション関連展示会「IFF(インターナショナル・ファッション・フェア)」に行ってきました。繊研新聞社が企画・運営しています。
国内から480社、海外からは16カ国・地域から100社、合計590社余りが出展していました。国内出展社をアイテム別に見ると、レディースウエアが79社、カジュアルが137社、バッグ80社、アクセサリー93社と、ウエア以外の雑貨も充実していました。
会場はとても広いのですが、コーナーが分けてあるので、戸惑うことはありません。海外関連ではアジアのコーナーと「f-produce(海外)」があり、国際的な雰囲気も出ていました。特に今回はアジアのバイヤーの姿が多く見受けられました。
私が興味があったのが、新進のデザイナーやブランドを紹介する「クリエーターズビレッジ(CV)」です。日本をはじめ、米国、フランス、イタリア、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ラトビア、リトアニア、韓国の10カ国、150ブランドか展開されていました。CVで気になったブランドを以下に列挙します。
●「シダタツヤ(SHIDA TATSUYA)」
「その時、感じたいモノ作り」がテーマというブランドです。
温かみのあるハンドクラフト調の作品です。ツイードやフラノ素材を使用しています。何度も洗いをかけて、柔らかいヴィンテージライクな風合いの生地に仕上げました。量産が難しい手作業ならではのほつれ感や、パッチワーク、アップリケなどすべてに温かみが感じられます。フェイクファーのケープなどもあり、大人のかわいらしさが出ています。
デザイナーの信太達哉氏は岐阜県から1人で来てプレゼンテーションも自分でしているそうです。
デザイナー以外にテキスタイルの仕事もしているそうで、生地からこだわりを持っている、ひときわ存在感がある作品に足が止まってしまいました。
●「ミンピ(Mimpie)」
架空の女の子の名前「Mimpie(ミンピ)」を主人公にしたブランドです。今回のテーマは「旅」。旅をして出会ったような、かわいらしい小さな花柄プリントのワンピースやスモールフラワー・プリントのアンクルブーツが印象的でした。話題のブランド「モンツキ(Mon Tsuki)」のデザイナー、長沢武弘氏と藤川慎太郎氏が作ったレディースブランドだそうです。
セレクトショップ「エディット・フォー・ルル(edit for lulu)」などで扱っているそうです。
続きは明日。