Photo: Alessandro Lucioni / Gorunway.com
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「LANVIN(ランバン)」はパリ・ファッションウイーク期間中の2026年3月6日、パリ植物園内で2026-27年秋冬コレクションを発表しました。
流れるような動きと彫刻的なテーラリングのバランスを披露しました。端正な直線的シルエットを基調としながら、ニットによる柔らかな表現を重ねることで、構築的でありながら軽やかな印象を生み出しています。こうしたアプローチは創業者のジャンヌ・ランバンが掲げた「究極のシック」を現代的に再解釈したものといえそうです。
今回のコレクションでは、カジュアルとフォーマル、昼と夜の境界を行き来するスタイリングが特徴的です。メンズウェアに着想を得たテーラードジャケットやコートは、タックやダーツ、シャーリングによって身体に寄り添うよう再構築されました。ウエストラインを強調したシルエットへと昇華されています。袖には立体的な構造が与えられ、ボリューム感のあるフォルムがアクセントとなりました。
素材にはウールやフランネル、メルトン、グレイン・ド・プードルといったメンズライクなファブリックを使用。一方でシャツにはウールポプリンやシルクタフタを用い、フレンチカフス仕様に仕立てることで、クラシックな品格を漂わせています。マスキュリンな要素とフェミニンなラインを重ねることで、現代的なエレガンスを描き出しました。
2026年はランバンのメンズウェア誕生100周年を祝う年でもあります。この節目を機に、マスキュリニティとフェミニニティの現代的な融合が表現されました。クラシックなテーラリングをクチュール的な視点で再構築されたスタイリングがメゾンの新たなネオエレガンスを印象づけました。













